病態RNA制御学研究室へようこそ
病態RNA制御学研究室では、疾患に関わるRNAの異常の解明や、RNAを利用した疾患治療法の開発を目指しています。DNA配列の解析技術が進歩し、多数の疾患において原因遺伝子が特定されています。遺伝子の情報から治療標的が特定され、今や難病として知られる疾患に治療薬が登場する時代となりました。当研究室では、RNAに注目し、神経疾患・筋疾患の病態解明と治療標的分子の特定に注力しています。
お知らせ
2024.09.25
2024.07.10
2024.06.25
2024.04.23
2024.04.01
研究内容
病態RNA制御学研究室では、分子、細胞、個体レベルの研究を通じて疾患発症メカニズムの理解と治療標的の探索を行っています。疾患のモデル実験系を構築することも目指しています。
アルツハイマー病リスク遺伝子の上流制御因子の特定
近年、大規模なゲノム解析から多数の遺伝子がアルツハイマー病のリスク遺伝子として浮上してきました。これらの遺伝子の機能の変化はアルツハイマー病の発症や進行に影響すると考えられます。当研究室では、これらのリスク遺伝子の機能がどのように制御されているか、そして、これらを介してアルツハイマー病に影響し得る上流のタンパク質がないかを調べています。
RNA・タンパク質凝集物の動態制御因子
神経疾患や筋疾患には、細胞内での異常な塊の形成を特徴とするものがあります。その意義は何でしょうか?治療に役立つでしょうか?
疾患モデル細胞の樹立
疾患研究においてはモデル細胞の活用が欠かせません。有用な細胞の樹立を試みています。